スタッフ日記

令和3年3月1日から、さいたま市南区にて「オリーブ訪問看護ステーション」をオープンします。

心の悩みを持つ人たちが、地域のなかで生活するのを支援する「オリーブ訪問看護ステーション」です。そこには「新緑で青々とした力強い芽吹きと安らぎ」という願いを込めて名付けました。この日記は訪問看護立ち上げ前後のこと、今後目指すことなどについてです。

立ち上げる動機は?

A closeup shot of a farmer digging farmland and distributing manure to olive trees. 出典:123rf

東京都や埼玉県の精神科病院に勤務し、本当に必要なケアや関わり合いは何かと考え続けました。最終的に「住み慣れた場所で、その人らしさを発揮できる生活を支えたい」という答えに行きつきました。

看護師の道へ

保育園の時ナイチンゲールの伝記を読んでから、一度もぶれずに看護師の道を目指しました。県立高校の衛生看護科で准看護師の資格を取得し、大学病院で勤務しました。その後、高等看護学校で勉強して看護師となりました。それから心の悩みを持つ患者さんたちとの関わりに興味を持つようになりました。

生活している場所で個性を発揮できていないことに疑問

Bessho Marsh Park in late autumn. 別所沼公園 出典:123rf

急性期病棟や慢性期病棟、認知症病棟で経験を積みました。病棟での患者さんの生活は落ち着ているのですが、自宅に戻った後に、どのように生活し、その人らしさを発揮していくかということも重要だと感じました。そこで自ら訪問看護ステーションを立ち上げることとしました。

なぜ、埼玉県さいたま市南区の浦和の場所を選んだのか?

ご縁があり、埼玉県さいたま市南区にある精神科と神経内科の診療所である辻医院の往診や訪問看護などに関わりました。そのケアなかで、この地域の人たちとのコミュニケーションを図っていきたいという思いがより強くなり、南浦和駅の近くに事業所を構えることにしました。今後も辻医院と協力していきます。

看護師である自分が外で出来ることとは?

利用者さんのお宅まで伺って、看護を実施するアウトリーチ支援です。かかりつけ医と連絡を取りながら、心身の状態に応じて必要なケアを行っていきます。

地域で生活して欲しい

Many ripe green olives hanging on tree ready to harvest. 出典:123rf

退院した後に住処だけがあればいいというわけではありません。その地域で生活する環境も整えて、受け皿とならなければなりません。地域での生活には、家事や買い物などいろいろあります。それから、体力増進や気分転換なども含めて、散歩に出かけることなども、ご一緒にチャレンジしていきましょう。

地元での生活を支える喜び

訪問看護ステーションの力だけでなく、周辺の事業者とも協力していき、また地域の資源も活用していきながら、みんなが楽しく活動できることを目指します。そのようにして、最終的に利用者さんの笑顔が見たいです。

令和3年3月1日OPEN

やっと5名のスタッフが集まりました。事業所を選定したり、管轄の役所に届け出をしたりと苦労が絶えませんでしたが、

遂に令和3年3月1日オープン致しますので、よろしくお願いします。

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